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2025.11.27

Google AI Studioで「動く仕様書」を作る。非エンジニアがベンダー発注を成功させるデモ構築術

「出来上がったシステム、なんか違う……」 この悲劇、なぜ起きると思いますか?

原因は、動くシステムを「止まったパワポ」で説明しようとするから。無理ゲーです。口で説明するほど、現場は混乱します。

解決策はシンプル。 言葉じゃなくて、「動く試作品(デモシステム)」を見せつけるんです。 「これと同じ動きで作って」。これで誤解は消滅します。

恐らく、記事を読む時間10分。これから、デモシステムを作る時間は、たったの5分程度です。

しかも、Googleアカウントがあれば無料です。※2025年11月現在

弊社はベンダー側なので、事前に情報がいただけていればデモ作って持っていきますし、ヒアリング中に裏でAI動かしてデモ作ったりで、大活躍してます。AIの進化ありがとう!!!

過去、前職のディレクター時代に痛い思いをしたことがあります。その失敗談はまたどこかで...

Google AI Studioとは?:非エンジニアのための「開発環境」

Google AI Studioは、Googleの最新AIモデルをブラウザ上で直接操作できる開発環境です。

エンジニア向けのツールに見えますが、実は「コードが書けない人」にこそ最強の武器となります。

なぜ、非エンジニアにおすすめなのか?

  • 環境構築が「0秒」 黒い画面(ターミナル)での難しい設定は一切不要。Googleアカウントでログインするだけで、すぐに使い始められます。
  • 日本語で指示できる プログラミング言語を知らなくても大丈夫です。日本語で指示するだけで、システムを構築してくれます。
  • 「動く仕様書」になる ここで作ったシステムは、そのままベンダーに渡すことができます。ベンダーはそれを見て「あ、この処理を実装すればいいんですね」と即座に理解できます。

つまり、Google AI Studioは単なるAIチャットではなく、あなたの頭の中にあるアイデアを、エンジニアに伝わる言葉(コードや仕様)に自動翻訳してくれるツールなのです。

使い方:5分で完了する「デモシステム構築」

では実際に、Google AI Studioを使って、ベンダーに渡すためのプロトタイプを作ってみましょう。

ここでは例として、「名刺管理システム」を発注したいケースを想定します。

STEP 1:画面を開く

Google AI Studioにアクセスし、Vibe code GenAI appsをクリック。

STEP 2:構築したいシステムを伝える

チャット欄に構築したいシステムを日本語で伝えます。できるだけ具体的に情報を与えてあげると精度が上がりますが、後から調整できるのでざっくりでもOKです。

言語化が難しければ、GeminiやChatGPTでプロンプトを作ってもらってください。

今回は、あえて適当に指示してみます。指示を入力したら、Buildをクリック。

STEP 3:初期モデル完成

Buildを押せばGeminiが一生懸命考えはじめます。

はい!初期モデル完成!!!!!実装時間は約1分。(エンジニア泣かせ)

実際に挙動を確認してみましょう。

今回は私の名刺をアップロードしてみます。

問題なく名刺画像を読み込みOCRで情報を取得しているっぽい

無事にアップロード完了!

OCRの精度も問題なさそうですね。

STEP 4:機能の追加やバグ調整

開発をしながら、「こんなのあったらいいな」とか「挙動にバグがある」ってことがあります。

改修や修正も爆速でできます。そう、Google AI studioならね!!!!

今回は、追加した名刺データの削除ボタンが機能していない不具合があったのでデータ削除機能を追加します。

※最初に詳細な機能指示していなかったので、最初から指示していればこんなことにはなりません!

  1. 左下のチャット欄にある、ペンマークをクリック
  2. 画面中央の下にある四角をクリック
  3. 修正したい部分を囲う
  4. +Add to chatボタンをクリック

上記の削除ボタンをクリックした際の挙動を指示して送信します。

またGeminiが思考を開始してくれます。

指示してから60秒後。できたっぽいので挙動を確認してみます。

完璧に動作しました!!!!

STEP 5:あとはデモを共有するのみ

ここまでできたら、あとは社内やベンダーに共有するだけです。

画面を見ながら「こんな感じで作りたいんですけど。」と会話をするだけ。

これだけで、ベンダーとの打ち合わせや社内稟議が超円滑に進みます。

これで、0から100まで説明したパワポはもう不要ですよね。

お願いですから無駄な作業はもうやめましょう。

某少年ジャンプの海賊マンガ風に言わせれば、「いのちがもったいない!!!」

業務時間にして、8時間近く効率化できるんじゃないでしょうか?

まとめ:プロトタイプができたら、あとはプロにお任せ

Google AI Studioを使えば、開発の初期段階で迷うことはもうありません。これだけで、約8時間分の業務時間を「短縮」ではなく「創造」に使えるようになります。

もちろん、出力されたコードはあくまで「設計図」に過ぎません。 実際のインフラ構築、セキュリティ対策、API連携といった専門的な「開発」は、我々システム開発会社にお任せください。

あなたが作った「動く仕様書」があれば、私たちは迷わず、最短距離でゴールへ走れます。

一緒に「失敗しないシステム開発」を始めましょう!